資格のプロが、3日間連続で、酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者(旧2種)の講習を受けてきました。普通は2種より1種の方が上位のことが多いですがこれは2種の方が上位になります。
受けて分かりましたが、講習で取れる国家資格の中ではかなり難関(めんどくさい)です。理由は、死亡事故が特に多い分野だけあって講習期間が三日間と長く、学科は25問を科目4割以上合計6割以上で合格だけど、他の技能講習と違って点数ちょっとでも足りてなかったらなすすべなく即失格になります(そうなったら後日受けなおしです)。実技の救急蘇生にいたっては完璧に近いレベルを求められます、さらに作業場所の測定も採点項目が上の画像より実際は細かいし、測定場所の選定や、安全注意事項を一人ずつ口答でみんな見てる前で言ったり試験内容が辛すぎだからです。技能講習って消化試合の印象が正直あったのが一新しましたよ。だからって予習してまで準備いるほど過酷ってわけでもないです。ちなみに救急蘇生は2010年のガイドラインに則って実施されており、胸骨圧迫が重要視された時代だから5cm以上沈めばとりあえずなんでも良かったんですが、2015年の最新のでは5cm~6cm沈むようにやれって規定されてます。
良かった点は、講師が科目ごとに代わって教えてくれてたんですが、どの方もちゃんとしてて話がタメになった点、あんまり日常生活に関係なさそうに見えて、酸欠と硫化水素中毒の危険があることを知れた点、班ごとに行動の時友好的な方が多くて楽しく勉強できた点かな。
なぜかこの講習だけ修了証受け取り時の最終日に珍しく印鑑が必要でした。