Mr.all-rounderへの歩み

「法律・政治・経済・趣味・資格」の総合力が日本一位であろう人間が、ゲーム、プラモデル、ジグソーパズル等趣味のこと多めで、様々なことを好きなように書いていきます。

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区切りのついた将棋電王戦 少し総評

denou.jp

(読む人がある程度将棋と電王戦を知ってる前提で書いていきます)

 

米長会長から始まった電王戦は、5月20日の名人対最強人工知能の対局が終わって一区切りがつきましたね。残念ながら人間側が2戦して2敗でした。

 

12年前くらいの時の将棋ソフトって強くても、アマのタイトルを取れてないアマ強豪と互角くらいでC級プロにも勝てなかったはずなのに、まさかこんなに早く名人に勝てるようになるとは昔の私には想像出来なかったなぁ。そこから2年くらい?経過して渡辺竜王とコンピュータとの対局が実現すると渡辺竜王が勝ちましたね。この段階でははっきり人間の方が強かったです。そこから「コンピュータが強い」って認識になってきたのは、今から5年ほど前の米長会長とボンクラーズの対局で、コンピュータ側が勝ったあたりかな。なぜなら、現役を退いてたとはいえトップクラスの実績をもった棋士相手にコンピュータが勝ったからですね。その次に会長の敗北を皮切りにプロ棋士とコンピュータの5対5の団体戦がスタートしました。世間でははたして人間と人工知能どっちが強いのだろうとかなり話題になりましたね。阿部光瑠当時四段が勝った際、佐藤慎一当時四段が公の場でプロ棋士初の敗北した際、塚田九段の雄姿など私達ファンにすごく印象に残りました。この対局開催の時点では、プロ棋士からしたら負けて恥をかくことはあっても、勝って得られるものはなかったから胸を貸してあがたのじゃないかなって思います。逆に人工知能開発者からしたら、目標にしてたプロと自分の人工知能と対局が実現出来てうれしいって認識だったと思います。第一回団体戦の結果は人間側1勝コンピュータ3勝引き分け1で人間側の負けになりました。続いて人間側の人選を段位や実績のある人中心に第二回と第三回の団体戦も開催されて、それでもコンピュータが人間に互角以上に勝ってくるから、第三回団体戦が終わった時には、少なく見積もってもコンピュータは中堅プロ以上の強さって将棋連盟含めほとんどの人が認識しました。

 

強さの格付けだけなら、ここ5年あたりで人間とコンピュータが互角の戦いをしてたのが、最近名人も負けたこともあってコンピュータの方が強くなったという感じですね。

以前は自分たちの方が確実に強かったから使わなかったけど、現役のプロ棋士達もコンピュータを使って棋譜の分析や勉強をするようになりました。

負けこそしたもののニコニコで団体戦の様子が放送されることで、たくさんの人に興味を持ってもらえたし、ファンが喜べるような対局もたくさんあって素晴らしいイベントでした。技術が進化していく現場にリアルタイムで遭遇出来て非常にうれしいです。

これからも将棋のイベントがニコニコで続いていってほしいなって思ってたら・・・

第3期 叡王戦

ドワンゴが新聞社以外で初めてスポンサーになって、公式タイトルが7つから8つに増えました。望外な知らせに将棋もニコニコも好きな自分にとって最高です。

 

 

先見の明があった米長会長が強引に持ってきた案に、ニコ生と相性がいいと乗ってくれたドワンゴが開催した将棋電王戦は成功だったと思います。

 

敬称略

 

羽生VS最強人口知能

渡辺VS最強人工知能

森内VS最強人工知能

佐藤康光VS最強人工知能

藤井四段VS最強人工知能

 

 

この5対5の対局を楽しみにして締めさせてもらいます。

私は人間側が3勝すると思ってますよ.........。

 

 

人間も最強人口知能もまだ将棋の半分も理解できてないほど奥が深いからどちらにも伸びしろは十分あるでしょう。