実力がマイルドに調整されてる良き練習相手shredderとの棋譜を少しだけ解説します。
油断するとたまに負けそうになります。
この画像1枚目局面手番が黒で、白の私が1ポーン損してて状況的にも分が悪いように見えますね。黒が何をしてきたかと言いますと・・・
画像2枚目、d4にポーンを突いてきました!黒的にはポーンを昇格させる含みを持たせつつ、黒のビショップがルークに守られてるから交換もばっちこいって感じで、ビショップの利きを通したかったのでしょうが悪手でしたね。なぜなら白がc6のビショップをビショップで取った後にルークで取り返してしまうと、クイーンがa8に移動してルークとキングへの二重攻撃が成立するからです。ルークを失っては黒に勝ち目がないですね。
本譜では白がビショップでc6のビショップを取った直後に、黒が気がついたのかクイーンでチェックをかけてきたからビショップを元の位置に引いてきて守って、白のビショップの丸得で終わりました。
(画像3枚目にて)
その後、こんな局面になりまして白の私は・・・
画像4枚目、b1にルークを移動させました。次にb8に移動させてメイトの狙いです。そうなっては、黒にとってまずいから黒はc1にルークを動かして防いできました。チェックでルークも攻撃されてるからルークでルークを取った後にクイーンが来て、キングがh2に移動、クイーンでポーンをとりつつチェックをかけられるf4に移動って進みます。その後、ピース得してる自分がパペチュアルチェック(千日手)で引き分けにされそうだったのに、なぜか本譜はクイーンf4まで進んで、AIが諦めたのか千日手になりませんでした(多分弱かったから?)。
(画像5枚目)その後終盤戦で手番は白、私が随分と追い込まれています。単純なポーンの昇格合戦なら、
a7→g2→a8=クイーン→g1=クイーンとなり、先にチェックをかけられて白の敗北か引き分けが濃厚に見えます。
画像6枚目、何か逆転の手はないものかと10秒くらい考えたら、ビショップd5の唯一の逆転手を発見します。もし黒がg2ならビショップでとって勝ち、キングでビショップをとってきたら、a7→g2→a8=クイーンの時に黒にチェックがかかるから白の勝ちになります。
本譜では、以下のようにビショップを取らずにd4にキングがするっと進んできました。
Bd5!→Kd4→a7→Kd3。次にもし、いさんで白がa8=クイーンとやっちゃうと、e2にポーンが進んでチェックメイトされてしまいます。ですからBe4+!と、さらにビショップでキングを斜めのラインにおびき寄せるためにただで移動させます。
画像7枚目、黒はキングが逃げてもビショップをとってもどのみち負けだけど、攻め駒を確実に減らせるKe4とします。白は満を持してa8と、チェックをかけながらクイーンを作ったら、後は適当にチェックをしつつ黒のポーンを奪って勝ちですね。
将棋は終盤苦手ですがなぜかチェスは終盤得意で好き。
今回は以上です。あんまり役には立たないと思いますが、shredderちゃんと私の?お茶目な一面を見れたのではないでしょうか。